理解する!
 

 

むずかしい文章を理解する方法
読んでもなかなか分からないむずかしい文章は、
何が/どうしただけを拾ってみると分かりやすくなることがあります。

ここに、
貨幣と言葉のあいだには、いくつかの比喩的アナロジーを挙げることができるだけでなく、その相同性の底にこそ文化の本質を明るみに出す鍵が潜んでいるように思われて興味深い。
というちょっと分かりにくい文があります。

そこで、 次は赤い部分だけを読んでみてください。
貨幣と言葉のあいだには、いくつかの比喩的アナロジーを挙げることができるだけでなく、そ相同性の底こそ文化の本質を明るみに出す鍵が潜んでいるように思われて興味深い。

「貨幣と言葉の相同性に文化の本質を明るみに出す鍵が潜んでいる」。

かなり分かりやすくなりましたね。

 
 

英語も同じ方法で
この読み方は英語にも使えます。
文法の力がついていないとむずかしいかもしれませんが、
複雑な英語もつまるところ、何が/どうしたの集まりなのです。

Several years ago, certain scientists developed a way of investigating the nature of the atmosphere of the past by studying air caught in the ice around the North or South Pole.

なかなか面倒ですね。
では同じように、やってみましょう。

Several years ago, certain scientists developed a way of investigating the nature of the atmosphere of the past by studying air caught in the ice around the North or South Pole.
Scientists developed a way.
科学者は(S)/開発した(V)/ひとつの方法を(O)
=科学者はひとつの方法を開発した。

どうですか。細かい意味はともかく、
骨組みは分かりやすくなったでしょう。
高校の授業でやる SVOCというのは、
実はこういうことをするための強力な武器なのです。
日頃から、学校の授業は真面目に聞きましょうね。

おしまいに、そのほかのヒントを少し。

見出しを読もう
社会科の教科書などには、小見出しがついています。
「フランク王国の分裂」なんていうヤツです。
ここを読み飛ばしてはいけません。

小見出しをちゃんと読み、
ここはフランク王国の分裂の話なんだな、と意識しながら読むだけで、
流れがずっとつかみやすくなります。

なにが/どうしたを拾う技術の鍛え方
日頃から、「簡単に言うとどうなるか」を考えるくせをつけることです。
勉強用語で言えば「要約練習」です。
長い文章を要約するというのは小論文の定番問題ですが、
テキストを深く理解するにもとても有効な技術なのです。

理解のための最上の方法
分かるための最上の方法は、人に教えることです。
教える相手がいなければ、独り言でも効果があります。
分かっていなければ教えられないというものではなく、
話しているうちに分かってくるものなのです。

そう言えば、ぬいぐるみのクマちゃん相手に講義をし続けて、
大学に合格してしまった人もいました。