低学年の勉強(4)

家庭学習について、ひとつ提案があります。
勉強を、教育やしつけの場ではなく、
コミュニケーションの場と考えてみませんか。

正しいことを教え込むという姿勢ではなく、
いっしょに考え、いっしょに答を出し、
できたら一緒に喜ぶような、
そんな気持ちで勉強してみませんか。
おかあさまのそういう心がけひとつで、
勉強は本当に楽しいものに変わるのです。

ひとと比べて早いとか遅いとか、
点数が高いとか低いとか、そんなことは二の次です。
低学年の勉強は、
遅かれ早かれ誰でもできるようになるのです。
あわてることはありません。

たしかに間違いが多いとか、字が乱雑だとか、
問題をよく読んでいないとか、
直してやりたいことはたくさんあるでしょう。
でも、ついこの間まで幼稚園に行っていた子が、
ちゃんと漢字を書いているなんて、
それだけで、驚くべきことじゃありませんか。

駄目なところを直すよりも、
できることを見つけ、喜び、ほめ、励まして、
楽しく学んでいってください。

最初の出会いがたのしい気分につつまれていると、
勉強との幸せな関係は、ずっと続いていくものです。