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Lesson 2■ 主語のおはなし
■今日のレッスン
Lesson1では、何が/どうしたをつかむことが最も大切だということ、そしてそのためには、文の骨格と飾りを見分けられるようにする必要がある、ということをお話ししました。
今日はその実践編の1回目。テーマは「主語を見つける」です。
■主語になれるもの
主語になれるのは、名詞(と名詞のカタマリ)だけです。注1
「前置詞+名詞」は決して主語にはなれません。生まれは名詞だったのに、別
のモノと合体した結果、名詞ではなくなってしまったからです。
たとえば、Japan は名詞ですが、in Japan は「前置詞+名詞」で、すでに名詞ではありません。ですから、
In Japan it is two in the afternoon.
(日本では、午後2時です。)
という文の主語は、絶対にitであり、Japanでもin Japanでもないのです。
逆に生まれは名詞じゃなかったけど、別のモノと合体した結果
、名詞になってしまったものもあります。たとえば、
To pass the exam is very difficult.
(その試験にパスするのはとても難しい)
この文ではもともと動詞だったpassがtoと結びついて名詞のカタマリになっています。日本語で言えば「試験にパスすること」という名詞で、これが主語です。
Reading a book is interesting. は動名詞の例です。
動名詞もまた「生まれは動詞だったけど今は名詞」ですから主語になれます。
これらを
「試験はむずかしい/パスするのに」
「本は面白い/読むのに」
と考えてはいけません。 examやbookは主語ではないからです。注2
■主語の見つけ方
主語を見つけるために最も大事なことをもう一度強調しておきます。
「前置詞+名詞は絶対に主語ではない。」
例1 During his administration
the company attained its greatest prosperity.
(彼が経営していたとき、会社は最も繁栄した)
duringは前置詞。だから主語はadministrationではなく、company。
例2 After
radical departure from traditional
research methods he began to achieve result.
(従来の研究方法から根本的に脱却してから、彼は成果をあげはじめた)
after は前置詞。fromも前置詞。だから主語はhe。
「前置詞+名詞は主語ではない」ということが身につくと、むずかしい英文を読むのがとても楽になります。
主語が特定でき、「何が/どうした」が浮かび上がってくるからです。
最初の文を例に取ると、主語がcompanyだと分かれば、
「その会社は」「attainした」「そのprosperityを」 となっているのに気づくのではないでしょうか。
そこまで来れば、あとは辞書でattainとprosperityの意味を調べるだけで、とりあえず先に進めます。
場合によっては文脈から、知らない単語の意味が分かってしまうこともあります。 これは「文法規則などお構いなく、パズルのように日本語を並び替えて、それらしい和訳を作る
」というやり方ではまずたどり着けない境地です。
何よりもまず基礎づくりです。
基礎はやさしい問題を解くことではなく、大きな原則を理解することで身につきます。
ただ走るためには何もいらなくても、記録を伸ばすためには知識や理論は不可欠です。
理屈をしっかり受け止めて、こつこつ確実に行きましょう■

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注1)
もう少しマジメに言うと主語になれるのは、名詞・代名詞・動名詞・不定詞です。さらに厳密に言うと形容詞・分詞・句・節・引用語句も主語になる場合がありますが、「主語になれるのは名詞だけ」と言い切ったほうが実用的です。
なぜなら名詞以外のものが主語になれるのは、結局その語が名詞とみなされる場合に限られるからです。
たとえば、
The rich are not always happy.(金持ちは必ずしも幸福ではない)
という例では、the rich という形容詞が rich people として名詞とみなされることではじめて主語になり得ているわけです。
つまり「形容詞なのに主語」ではなく、「形容詞が名詞化されたから主語」と考えるのです。主語はあくまで名詞です。
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注2)日本語に直せばどっちでもいい感じがするかもしれませんが、主語−述語関係を厳密にとらえる癖をつけておかないと、英文を読むときだけでなく、書くときにも苦労します。
たとえば、
×Studying foreign languages are a lot of fun.
という文を見て、foreign languages が複数だから be動詞は are
で受けてOK、なんて思ってしまうのは、意味が分かっていないからではなく、studying
を主語として意識していないからです。
これを意識していれば、areではなく、isが正しいとすぐ気づくはず。
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