2003年2月

 
       
   
●2003-02-28(金)

愛車ラルゴで信号待ちをしていて、ふと距離メーターを見たらちょうど88888キロだった。なんかラッキーな気分だったが、まさかこんなことで今期分のラッキーを使い果たした、なんてことは。

●2003-02-27(木)

驚くべき本である。「歌う生物学・必修編」。CD3枚付。高校生物の全分野がカバーされているという。笑わずには聞けない素晴らしい奇書である。「運び屋血液」「消化唱歌」「遺伝子ワルツ」など全70曲。著者が「ゾウの時間ネズミの時間」の本川達雄だから、もちろん全曲楽譜つき。必修編とあるからには、まだ続編があるらしい。恐るべし。

●2003-02-25(火)

藤原正彦が文芸春秋3月号に寄せた「数学者の国語教育絶対論」は面白かったあ。国語教育の必要性を実に分かりやすくまとめてくれている。この13ページだけでも750円は惜しくない。ささいなことだが、藤原氏が今はやりの「日本語」という珍妙な用語ではなく「国語」という普通のことばを使っていることも好もしい。巷にはびこる嫌いなことばを10個と言われたら、ぼくは「日本語力」と「脳力」を迷わず挙げる。

●2003-02-22(土)

本屋のレジにならんでいたら、となりに中学生くらいの男の子が立った。肩からリュックを外し、その本屋の袋に入ったゲームの攻略本らしい本を取り出す。かなり乱暴に扱ったらしく、表紙はしわしわで、ページのあちこちには折り癖までついている。
■あの、汚れていたので返品したいのですが。●お買い上げの後に汚れた物については返品には応じかねます。レシートはおもちですか。 ■いえ。レシートがあればいいんですか。 ●山田熊五郎さんですよね。以前にもご返金しましたね。 ■はい。…あの、レシートがあればいいんですか。 ●いえ、返品は、レシートがあって、疑わしい点のない場合のみお受けしています。 ■そうですか…。
っておまえ、そりゃどう見たって使い込んだ本だろ。残念そうな顔してんじゃないよ!

●2003-02-18(火)

梅は咲いたが、まだまださぶいぜ。
まだまだ寒いが、梅が咲いたぜ。
どっちでもいいが、春が近いのは嬉しい。
でも、ぬくぬくのふとんの気持ちよさは冬なればこそ。
寒いも寒いなりにいい、ってか。

●2003-02-17(月)

植田川に棲みついていた大きな鯉が、最近姿を見せない。クルマで渡ってしまえば気づかないような小さな川に、誰が放したのか、この間まで大きな鯉が何匹も泳いでいたのだ。最近水が減っているし、人目に付きにくいことをいいことにゴミは投げ捨て放題だし、すぐそこを泳いでいれば釣りたくもなるだろうし、もともとこの川に棲んでいたわけでもないのだし、なんだかんだで仕方がないんだろうけど。なんか残念。

●2003-02-16(日)

世界に誇る大野外博物館リトルワールドが2月いっぱい割引キャンペーンをやっていると知って、行って来た。今日は「割引券をフルに使って食べる」というテーマだったので、台湾ラーメン、豚まん、とうもろこしジュース、ピザ、アイスクリーム、ダチョウの串焼き、ワニの串焼き、チヂミ、石焼きビビンバ、焼き芋と食べていたら何も見ていないのに、閉園時間になってしもた。
小雨が降っているにもかかわらず、ぼくたち以外にも来ている人たちがいるのは意外だったが、ほぼ全員が割引クーポンを持っているのを見て、納得。つまりみんな、食事に来ていたわけね、ウチみたいに。

●2003-02-15(土)

80%オフという投げ売り文具を木曜日にごっそり買い込んで、生徒諸君にプレゼント。これだけのことで空気がなんだか華やいで、なかなか楽しい。
それにしても 「ありがとう」すら言えない子の多いこと。
どれにする?と聞かれて「これでいい」と答える子の多いこと。
そういうときは「これがいい」って言うんだぜ、と何度くり返したことか。

●2003-02-14(金)

いつものようにMDで田辺聖子の源氏物語講義を聞きながら、教室までを遠回りして歩く。原文はもちろん現代語訳で読むのもなかなかツラいものなのだが、話だけをおもしろく語り聞かせてもらうと、じつに素晴らしい。人の愚かさ哀しさはかなさがしみじみ感じられる歳になってきた、ということもあるのだろうけど。これが単なるナンパ小説だったら、そりゃ千年も残るわけないよな。

●2003-02-13(木)

夜になってからとあるネタを思いつき、2時間もかけてあれこれ書いたのに、結局まとめられず、断念。ちっくしょー。思いつきで大きなテーマを書こうとすると、こういうことになりがちだ。やっぱり身の丈に合ったことを書かなきゃね。

●2003-02-12(水)

問題集を買いに三洋堂@杁中に行ったら、売り場移転のため文具80パーセントOFF! ボールペンを13本も買ったのに、わずか340円。うれしい。
ただ、肝心の参考書売り場が改装中で、まったく何をしに行ったのやら。

●2003-02-11(火)

文一総合出版の「新しい科学の教科書」はいいねえ。さすが検定外教科書だけのことはある。ものごとをきちんとおおもとから解説しているのがとてもよい。のっけから「物はなぜ見えるのか」なんて説明から始まるのもたまらない。
もっともこれだって本当に教科書として採用され、テストのために暗記しなくてはならないとなれば、生徒にとってはちっとも面白くなくなっちゃうんだろうけど。

●2003-02-10(月)

先週末、近所の本屋に立ち寄る。岩波ジュニア新書の「和歌の読み方」という本を見つけるが、手に取ると、背ばかりか小口まで日に焼けて、すっかり変色している。こんな本を定価で売るのかと驚きあきれてしまった。
本自体は気に入ったので、大きな書店できれいなヤツを買おうとしたら、ない。Amazonにもbk-1にもない。いろいろ調べたらすでに絶版であることが判明。そういうことかと納得し、さっそく買いに行きましたとさ。

●2003-02-09(日)

百姓のおばちゃんを描いた絵がオークションにかけられた。
事前予想は1、2万円がトコだったらしいが、ゴッホの作品だと分かったとたん、6600万円で落札、だって。
すごい絵を描いたからゴッホが偉いのであって、偉いゴッホが描いたから絵がすごくなるわけではないだろう。

●2003-02-08(土)

ものすごくがんばって勉強していたCちゃんが、ものすごく難しい高校に合格した。こういう難しいことに挑戦するときには、失敗したときに傷つかないようにと、あらかじめ「きっとダメだ」なんて伏線をはっておく子が多いが、Cちゃんは違った。不安をいっぱいに抱えながら弱音に逃げない潔さに、何だか教えられてしまったぞ。

●2003-02-07(金)

またまた本を買う。まずは「古寺巡礼」。最近個人的に仏像が流行っているので、これは外せない。りりさんもお奨めだったし。つぎにエスエスウェブの朗読を聞いていて俄然読みたくなった「竹取物語」。300円の岩波か380円の角川か、悩んだ末に角川を選ぶ。それから馬場博治「文章教室20講」と「実践 文章教室」。これははじめて見かけた地味な本だが、赤ペンで添削した実例も豊富で示唆に富む。
帰りに地下鉄に乗ったが途中で降り、東山の雑木林を汗ばむほどに歩いた。

●2003-02-06(木)

「枕草子」の講義を聴きに行く。先週の講義にはかなり違和感があり、今日つまらなかったらもう止めようと思っていたのだが、いやあ、面白かったぞ。
これまで清少納言と言えば、いつも自慢ばかりしているヤな女というイメージが強かったが、講義を聴いているうちに、そうではないことが分かってきた。
なるほど言われてみれば、「月が出ている夜も、出ていない闇夜も、雨が降っている夜も、みんなみんないいわあ」と言うあたり、知的であるより何より明るい。いつも物事のよい面に目を留めて楽しんでいる姿が、晴れ晴れとしていて気持ちいい。

●2003-02-05(水)

私立高校入試一日目。
心配しても仕方がないのに、なんだかずっと落ち着かなかった。
いろいろ本を買う。鈴木三重吉の「古事記物語」が角川ソフィア文庫で復刊されていて、嬉しい。やっぱり子どもに読ませるならこの訳だ。

●2003-02-03(月)

はじめて買ったアルバムはビートルズの「アビイロード」だった。
今のように次々に買うお金などあるはずもないから、毎日毎日繰り返し聴いた。
ポールマッカートニーが裸足で歩いていることから、なぜか「ポール死亡説」が囁かれたというジャケットでも有名な作品だ。
このジャケット写真が最近新たにポスター化されたのだが、禁煙団体からのクレームで、ポールが右手に持っていた煙草が抹消されてしまったという。
まったくどうなっているんだ。30年以上前の写真のお行儀がそれほど気になるのなら、ついでに靴も履かせてやれ。