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中国で大規模な反日デモが続いている。
デモの引き金になったのは、
国連の常任理事国入りに反対だの、
尖閣諸島の問題だの、
首相の靖国参拝はけしからんだの、
教科書検定の問題だの、
いろいろ混じり合っているようだが、
まとめて言えば、結局、
日本は歴史を歪曲している、
ということに尽きるようだ。
その端的な表れが、
毎度おなじみ、教科書に対する攻撃である。
ぼくたち日本人ですら知ることができない
次期教科書の内容を
政府と何の関係もないはずの学生が
どうやって知りうるのか、
実に不思議だが、
それはともかくとして、
従軍慰安婦のことに触れていないとか、
侵略を美化しているとか隠蔽しているとか、
その舌鋒は、日本の不誠実を非難して
やむことがない。
では、かく言う中国の学生諸君が
どういう教科書を使い、
いかにして「正しい」歴史認識を持つに
至ったかを見てみると、
これがなかなか興味深い。
きのう (2005年04月18日)のCNNの報道によると、
上海で使われている8年生の歴史教科書には、
1962年に中国人民解放軍の攻撃で始まった
中印国境紛争についても、
中国軍が1979年にベトナムを攻撃した
中越戦争についても、
1989年の民主化運動と天安門事件についても、
1958〜61年の「大躍進政策」で中国国内の
3千万人が餓死したことも、
まったく書かれていないという。
その代わり、日本人のことは「日本鬼子」と呼び、
「連中の行わなかった悪行はなかった」とまで
書かれているというからすごいじゃないか。
これが地下出版のプロパガンダじゃなくて、
教科書だってんだから、ひっくり返る。
他国の教科書の内容にまで干渉する彼らの、
客観的で公正で中立的な歴史記述ってのが
これなのだ。
こんなことを小学校からずっと教えられ続けて、
それで日本が嫌いにならなかったら奇跡である。
それにしても、
話しかけても耳を貸さず、
おまえなんかきらいだ
おまえなんかきらいだ
おまえなんかきらいだ
と、
ただわめきながら暴れるボクちゃんを見ていると、
世界は一家、人類は皆きょうだい
なんていう理想が
実にはかないまぼろしで、
ぼくたちはみな、
それぞれの国家という枠組みの中で
生きていくしかない存在なのだと思い知る。
教えておくれ、
君たちが望む公正とは、
君たちが望む正義とは、
いったいどういうことなんだ。
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