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ETCというシステムがある。
高速道路の料金所の混雑を緩和するために導入された新しい料金徴収システムである。
これは2、3万円する機器をクルマに取り付けると、料金所を止まらずに通過できるというものなのだが、高速道路を走り終わった最後の10秒を短縮するために3万円も払おうという人はそれほど多くない。
その上、あらかじめカードを申し込んだり機器を設定したり、という手続きがなかなか面倒なこともあって、公団の予想とは裏腹に、遅々として普及は進んでいない。
こうした現状に業を煮やした道路公団は、当然ではあるが、ETCの普及を促進すべく対策を講じはじめた。
ぼくはきのう久しぶりの高速道路で、その対策を目の当たりにして、あまりの斬新さに驚いた。
そのユニークさたるや、おそらく空前にして絶後である。
さあ、諸君、聞いて驚け見てぶっ飛べ。
その対策とはなんと。
ETC専用レーンを増やす、というものである。
今でもガラガラの ETCレーンをさらに増やす。
ETCのレーンが増えると、当然ながら一般レーンはますます混む。
なるほど一般レーンをいっそう混雑させることによって、「より便利で快適な」ETCに移行してもらおう、という狙いである。わーお、すごいぜ。
それと、これは関係ない話なのだが、本当に関係ない話なのだが、偽造カードの使用を防ぐために、今年になって高額=高割引率ハイウェイカードが廃止された。販売はすでに終了し、1年後には使用することもできなくなる。
くり返すが、これはあくまで偽造カードに対する対策であり、
簡単便利で割引もたっぷりなカードを残しておくと、なかなかETCが普及しないからだとか、そんな理由じゃないのだが、ともかくこれで、15パーセントもの割引を受けられるサービスは、ETCだけになったわけである。
さあ「いちばんお得で快適便利」なETC、
あなたもそろそろいかがですか。
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