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きのう、大きな虹を見た。
なんとか全体を見たいと思って、
見晴らしのよいところまで自転車を
キコキコこいで行ってみたら、おおっ。
虹の脚がきれいに見えた。
嬉しくなって、写真を撮った。
そのとき不意に、むかし母が教えてくれた、
詩の一節を思い出した。
あのころ覚えたままに書けば、
ワーズワースの、こんな詩だ。
わたしのこころは、虹をみると躍る
幼いときにそうだった
やがて老いてもそのように
そうでなければ死んでいたい
My heart leaps up when I behold
A rainbow in the sky:
So was it when my life began;
So is it now I am a man;
So be it when I shall grow old,
Or let me die!
他愛ないと言えば他愛ないし、
大人げないと言えば大人げないのだろうけど、
期待にわくわくしながら自転車をこぐことが、
ぼくには笑い出したいくらいに楽しかった。
やがて老いてもそのように、
変わらず 喜ぶことができるだろうか。
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