わたしの心は…

 

 

 

きのう、大きな虹を見た。

なんとか全体を見たいと思って、
見晴らしのよいところまで自転車を
キコキコこいで行ってみたら、おおっ。
虹の脚がきれいに見えた。

嬉しくなって、写真を撮った。

そのとき不意に、むかし母が教えてくれた、
詩の一節を思い出した。

あのころ覚えたままに書けば、
ワーズワースの、こんな詩だ。


わたしのこころは、虹をみると躍る

幼いときにそうだった

やがて老いてもそのように

そうでなければ死んでいたい


My heart leaps up when I behold
A rainbow in the sky:
So was it when my life began;
So is it now I am a man;
So be it when I shall grow old,
Or let me die!

他愛ないと言えば他愛ないし、
大人げないと言えば大人げないのだろうけど、
期待にわくわくしながら自転車をこぐことが、
ぼくには笑い出したいくらいに楽しかった。

やがて老いてもそのように、
変わらず 喜ぶことができるだろうか。