2005-04-29 ブログ

Blog(ブログ)ってのがはやっている。
見方によっては、かつてカラオケによって自分で歌う楽しさを知ったように、今ブログによって、書く楽しさが広がっている、と言えるかもしれない。
しかし発信するよろこびという点こそ共通していても、カラオケとブログとは決定的に異なっている。カラオケにはとりあえず伴奏に合わせてちゃんと(できればプロのように)歌おうという意思が働いているが、多くの場合、ブログにはそれがない。まともな文章を書こうという意思が感じられないのだ。
ほとんど意味のないことを書き連ね、それをネットに発表している人が、今この瞬間にも何万人もいる。「ほとんど意味がない」というのは、書く価値も読む価値もない文章、という意味ではなく、文字どおり、何の意味内容も持たない文章という意味だ。
たとえば「なんかやる気にならなくてー うだうだしてた。ポテチを食べながらビデオ観てたけど、つまんない」というような意味不明の文章が、ほんとうに毎日毎日何万も生み出されているのである。しつこいが、ここでいう意味不明とは、文意が不明なのではなく、こういう文章が何のために存在するのか、どうして時間を費やしてこういう文章を書く気になるのか、という、存在の意義自体が不明という謂いである。
この手の実体も意味も意思も持たない文章が、何万何十万もの群をなして、夜な夜なネットの海をさまよっていると思うと、すっごく気持ち悪いんですけど。