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2005-04-21 えいえんと
どうでもいいことかもしれないが、「延々と」というべきところを「えいえんと」なんて言う子がいる。それもひとりふたりではない。言い間違えるのではなく「永遠」と混同しているのである。
ためしにGoogleで「永遠と続く」と検索してみたら、3850件もヒットした。やっぱり。
それにしたっちゃ、延々と永遠って、全然ちがうでしょ。
延々っていうと、細い線がただだらだらと延びている感じだけど、永遠ということばには、人という小さな存在が、宇宙の全部、時間の全部を前にしたときの厳粛な響きがあると思わないか。
無限というものを畏れ敬う気持ちが込められていると感じないか。
そのことばを前にすると、自分の小さな人格が、大きなものに包み込まれて、すべてのものがひとつになってゆく、そんな荘厳な気持ちにならないか。
大げさに言うと、 「延々」と「永遠」を間違えるのは、ただの小さな覚え違いというよりも、世界をただ日常的なレベルでしか感じていないというか、自分を超える大きな存在にひれ伏すような気持ちに欠けているというか、ことばの呪力が効いていないというか、ぼくたちとは何かが違っているような気がしてならない。たかだか延々と続いているだけのところに永遠なんていうとんでもないスケールの言葉を使う感覚からは、無限なるものへの畏怖が感じられない。
ま、別に「永遠」も「延々」も、それほど古くからある言葉でもないし、いちいち間違っている、なんて目くじら立てるつもりはないんだけど。ただ、いいとか悪いとかじゃなくて、この小さなことばの使い方をとおして、この子たちの見ている世界は、ぼくの見ているものとは違うんだろうな、と思ったわけよ。
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