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2004-11-26 きょうの夢
このマンションに住み始めて10年くらいになるのに、ベランダに出た目の前が一面の海だとは知らなかった。右手には大きな船が泊まっている港がすぐそこに見える。海岸線は、砂浜のようでも、はるかに続く砂漠のようでもある。むこうから砂煙をあげ上下に揺れながら走ってきた古いピックアップバンが、大きなコブに乗り上げて、海にダブンと落ちてしまった。夜だった。転がり出てきた白人の若い男が殴り合いを始めた。まったくここは、治安が悪いことだけが難点だ。アメリカだから仕方がないのかもしれないけれど。うちのベランダには外からの階段で自由に出入りできるから、いつの間にか見物人が集まっている。
外へ出ると昼間だった。歩いていたら、天井の蓋がはずれて、そこからばさばさと黄色い表紙の数学の問題集が3冊も落ちてきた。ラッキーとばかり、そのまま持ち帰った。
マンションの入り口にはババールのクッションがいっぱい積んであった。これからショウがあり、入場券を買うと子供はそのクッションがもらえるらしい。それを椅子の背中にくくりつけて、ベランダから見物するのだという。中学生の息子が昔使っていた自動車用のチャイルドシートを持ってきたから、ぼくは、お前そりゃ、いくら何でも小さいだろう、と言った。
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