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2004-07-28 アジアの英語熱
これからの国際化時代をにらんでか、北京オリンピックに備えてか、お隣の中国や韓国ではたいへんな英語ブームらしい。いや、ブームというような軽々しいものではなく、国を挙げての大ムーブメントになっているようである。彼らの場合は日本人と違い、英語ができるかどうかは、まさに金持ちになれるか貧乏で終わるかを決める大問題だから、もう必死である。その結果、わが日本は、おそらく北朝鮮と並んでアジアにおいてもっとも英語の通じない国、としての地位をさらに固めることは確実であろう。だから、われわれも遅れをとってはならない。小学生のころから英語教育を始めるのは当然として、大人も必死に学ばなければならない…という議論が、今ごろきっと、あっちこっちでされていると思うのよ。
でも、どうなんだろうね。ぼくは西欧風の言葉と習慣に慣れた中国人よりも、中国人らしい中国人に興味があるし、アメリカ人のような韓国人よりも、韓国の田舎の長老の方によほど知的な感じを受ける。そもそも英語を重要視することと、アメリカ文化を礼賛することとの境は、実に曖昧なのだから、過剰に英語に入れ込むことは、危険なような気がするのよ。どんなに頑張ってもアメリカ度ではアメリカ人にかなわないのだから、アメリカ人のようになろうなんて思っちゃいけない。アメリカ語ではなく、「世界でもっとも通じやすい言葉」を学ぶくらいの気持ちでいた方がいいんじゃないの。
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