2004-02-19 同性の結婚

先日サンフランシスコ市の市長が、同性の結婚を認めた、というニュースが流れていた。画面には役所に列をなす同性愛のカップルが映っていた。正直に言って、イヤな感じがした。
カリフォルニアでは州法によって同性の結婚は禁止されているはずなのに、いったいどうなっているのだろう。男同士、女同士の結婚を認めるなんて、なんて汚らわしい、ということが言いたいわけではない。市長たるものが、法律を公然と踏みにじった、ということが問題なのだ。これは明らかに、法治国家に対する造反、つまりクーデターに類する蛮行だろう。
ぼくがさらに腹立たしく思うのは、多くの報道がこの事件を、ただゴシップ的に面白がっていたことだ。そりゃ面白いかもしれないが、同性婚の是非よりも、まず法律を踏みにじるような男に市長をやらせることの是非を問うべきなのではないか。たしかに、婚姻が認められないということはパートナーに遺産を残せないということだから、同性愛者にとっては重要な問題だろう。市長が彼らに同情したのも分からないではない。しかし、正しいと信じることを実現するためには、法律を破ることも辞さない、という考えは、テロリズムと変わらないじゃないか。